加熱搬送 乾燥搬送

スチールベルトのディムコ、営業の太田です。

加熱搬送 乾燥搬送がスチールベルトで検討しやすくなります。

6月7日~10日まで開催された2011国際食品工業展では、コンベヤをいっぱい見てきました。
そのベルト素材は樹脂や金属メッシュ、プラスチックモジュールなどなど。

斬新的に見えたのがブルーのベルトでした。色も鮮やか、厚みも厚く、しっかりしています。
評判も良いようです。

でも使用可能な最高温度を聞きますと80℃が限界とかでした。
樹脂ベルトなどは高い温度には弱いことがわかりました。

食品分野に限らず、他の工業分野でも加熱・乾燥などでコンベヤはよく使われます。
そのようなところではスチールベルトが強みを発揮します。
スチールベルトは材質がSUSです。金属なので高温に対応できます。

高温下のスチールベルトコンベヤ
▲高温下のスチールベルトコンベヤ


それともう一つ、そのような高温の雰囲気、加熱用コンベヤで使うスチールベルトの場合は蛇行防止に苦労します。
スチールベルトの走行には必ず何らかの蛇行防止方法が必要です。

我々は蛇行で片側方向に寄り過ぎてベルトのエッジが損傷することを『片寄り』と言っています。
温度が低いとVガイド方式による片寄り防止、材質は黒ゴムあるいはシリコンですが、150℃までが限界です。
それ以上の温度雰囲気では他の蛇行防止方法を考えなければなりません。

弊社では新しい蛇行制御(EPC:エッジポジションコントローラ)を開発中で、まもなくお披露目できます。
高温、広幅に対応でき、ベルトが片寄らず確実に制御してズレないようにしました。

以前ネックであった価格もぐっと安く設定する予定です。
この装置を導入して頂ければ蛇行防止の心配は全く不要になります。

これからもEPCについては情報を発信して行きます。
ぜひご期待ください。

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